VYMとは?
VYMとは海外ETFの一種で、正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」です。
VTやVTIといった人気のETFを数多く提供しているバンガード社のETFで、VYMも投資家からの信頼が厚い商品となっています。
VYMの魅力は、なんといっても分配金利回りが高いこと!保有しているだけで貰える配当を狙う簡単で始めやすい投資法に欠かせないETFなのです。
この記事では、VYMの特徴や分配金について、分かりやすく解説していきます。
VYMの特徴
VYMは、正式名称にも「米国高配当」と書かれているとおり、米国企業の中でも配当利回りの高い企業の株式を選んで運用しているETFです。
組み入れ割合の高い企業トップ3は順に、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、エクソンモービルとなっており、どれも世界的に名前が知られた企業。
VYMはこのような大手企業の株式を約400銘柄ほど組み入れているETFです。
約400銘柄という数字から、高配当の大企業に絞った投資が行われていることが分かります。
このような米国の大手企業は配当が高いという特徴があるため、VYMも分配金利回りが高いETF。
一方、安定した企業の株式のため急激な値上がりは期待できず、VYMも値上がり益より分配金を目的とする投資家に人気です。
専門的には、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」という指数に連動するように設計しているETF、と説明される商品です。
VYMは分配金の利回りが高い
ETFを保有していて最も嬉しいのは、定期的に貰える分配金です。
VYMの場合、年間で3?4%程度の分配金を貰うことができ、他のETFと比較してかなりの高配当となっています。
同じく人気のVTの分配金利回りが2%程度であることを踏まえると、VYMがいかに高配当であるかお分かりいただけるでしょう。
バンガード社が市場平均の利回りを上回る配当を提供する株式を多く選んで運用しているからこそ、VYMの高配当が実現しているのです。
VYMの分配金は年4回に分けて支払われ、権利落ちするのは3、6、9、12月です。
この4回の分配金を合計すると、基準価格に対して3~4%の分配金となります。
3ヶ月に1回、基準価格の1%弱の分配金を貰えると思っておけば、収入やお小遣いの見積もりがしやすいでしょう。
VYMは信託報酬が安い
ETFのデメリットとして上がるのが「信託報酬」です。
これは運用会社に支払う手数料のことで、できるだけ安い方が好ましいもの。
一般的なETFは安くても0.1%ですが、VYMの信託報酬は0.06%という圧倒的な安さ!
VYMを運用しているのがバンガード社という巨大な会社で、世界的に人気のETFだからこそ、ここまでの低コストが実現しているのです。
上述のとおり、VYMの分配金は3~4%です。
これだけ利回りが高ければ、信託報酬0.06%はほとんど気にならないレベル。
信託報酬を差し引いても3%前後の利回りとなるため、既存のETFの中でもかなりの高利回りと言えるでしょう。
VYMは下落相場に強い
上述のとおり、VYMに組み入れられている銘柄は米国企業の中でも世界的に名の知れた大企業です。
このような企業は投資家からの信頼が厚く、景気が後退している環境にあっても比較的株価が下がりにくい銘柄であることが多いのです。
相場は上がったり下がったりを繰り返すものなので、値下がりリスクを完全に避けることは不可能ですが、VYMなら値下がりリスクが一定は緩和される、ということ。
高配当の企業が必ずしも下落相場に強いというわけではないのですが、米国の大企業は景気後退にも耐えられる会社の体力があると見られているから、下落相場においても投資家からの信頼が厚いのです。
このような銘柄を多く組み入れるVYMも、実力を信頼できるETFと考えられます。
初心者こそVYMへの投資がおすすめ
VYMは世界的な運用会社バンガード社の海外ETFで、分配金利回りが高いのが特徴です。
不動の人気を誇るVTやVTIといったETFだけでは分配金が物足りない!という方は、ぜひVYMをポートフォリオに組み入れてみてはいかがでしょうか。


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