【V】驚異の利益率62.9%!超優良米国株ビザについて、初心者向けに紹介
「外国株を始めてみたいけど、正直まだ勝手がわからない…初心者でも始めやすいテーマと、銘柄について分かりやすく紹介してほしい。」
株式はテーマが多く存在し、テーマごとにそれぞれ特徴があります。
まだ慣れていない初心者のうちは、市場自体の安定した成長が見込めるテーマを選ぶことがかなり重要な要素になってきます。
そこでおすすめできるのが、キャッシュレス産業です。
キャッシュレス市場は、今後拡大していくことがほぼ確実といわれています。
本記事では特に、世界的ブランド【V】(ビザ)についてご紹介します。
同社はとても順調に成長を続け、安定感も随一です。
一方、右肩上がりの株は買い時が難しいともいえます。
一時的な株価下落のタイミングを逃さないよう、今後の動向に注目が必要です。
<本記事の内容>
● Vについての基本情報 ● Vが、外国株初心者にもおすすめできる理由 |
もくじ
Vは、世界トップレベルの決済高を誇るクレジットカードブランド
Vは、世界200か国以上でクレジットカード決済事業を展開する世界的大企業です。
サンフランシスコに本社を構え、認証ネットワークを通じて世界各国で安定した収益を確保しています。
主な事業内容は、電子決済関連サービスの提供
2018年におけるVの売上げの構成
- サービス手数料(2%)
- データプロセス手数料(6%)
- 国際取引手数料(8%)
- その他(6%)
地域別でみると、米国外の売上が50%を超えています。
売上げが一か所に依存しないのは、良い傾向といえそうです。
キャッシュレス市場の動向
キャッシュレス市場は、拡大の一途をたどっています。
日本でもキャッシュレス化が叫ばれているように、市場拡大の動きは世界中で過熱していくといわれています。
最近、米国株式市場は少し不安定な印象を受けます。
しかし、仮に不況に陥ったとしてもクレジットカードの需要が無くなるとは考えられません。
Vにおいても、クレジットカード産業の安定した収益を保ちつつ、新たなキャッシュレス事業への参入・展開が期待できます。
また、Vの競合は【MA】(マスターカード)ですが、両社が世界的に展開していることで参入ハードルは非常に高くなっています。
その影響で、寡占事業に近い状態になっているのが現状です。
この点からも、今後の安定的な収益が予測されます。
【財務状況など】圧倒的な売上高・営業利益率
世界に分散した売上・驚異の営業利益率
Vの最大の特徴が、目を見張る【営業利益率の高さ】です。
利益率の高いクレジットカード産業以外ではなしえない、驚異的な数字を叩き出しています。
しかも、売上利益は右肩上がりで増え続けています。
売上高(単位:USドル・Mil) | 営業利益率(%) | |
2016年 | 15082 | 64.7 |
2017年 | 18358 | 66.2 |
2018年 | 20609 | 62.9 |
最大の競合他社である【MA】(マスターカード)よりも高い利益率を誇ります。
この規模の事業でありながら、ここまで利益率の高い企業は他にありません。
配当は漸増している
売上げに比例して、配当も全体的にみて非常に安定した増加の傾向にあります。
配当落ち月・配当月
Vの配当落ち月・配当月はこちらです。
配当落ち月:2月・5月・8月・11月 配当月:3月・6月・9月・12月 |
EPS(一株利益)とDPS(一株配当)
EPS(単位:USドル) | DPS(単位:USドル) | |
2016年 | 2.48 | 0.56 |
2017年 | 2.8 | 0.66 |
2018年 | 4.42 | 0.82 |
EPSは、2018年に大きな伸びを見せています。
DPSについても、2009年の0.1ドルから比べると8.2倍に成長しました。
配当性向について
配当性向(%) | |
2016年 | 23.4 |
2017年 | 23.6 |
2018年 | 19.1 |
ここで注目したいのは、【2018年に配当性向が下がっている】点です。
下の増配率の表にありますが、Vは2018年に24.2%の大幅増配をしています。
にもかかわらず、同年に配当性向が減少しているのは、経営の優秀さを証明するものに他なりません。
高い増配率を維持しながら、10年連続で増配
Vは、10年連続で増配を記録しています。
これだけでも十分優良株といえますが、それだけではありません。
増配率も非常に高い数値を記録しています。
直近の増配率がこちらです。
増配率(%) | |
2016年 | 16.7 |
2017年 | 17.9 |
2018年 | 24.2 |
連続で増配を重ねながら、しかも20%近い増配率を維持しています。
増配によって株主に還元する姿勢が強く伺えます。
配当狙いの銘柄としても向いているといえそうです。
基本情報からわかる、Vがお得な3つの理由
これまで見てきた基本情報をもとに、Vがおすすめできる理由についてまとめました!
①:世界トップクラスの安定感 ②:圧倒的な利益率 ③:安定した増配も期待できる |
世界トップクラスの安定感
市場・企業ともに屈指の安定感があります。
利益も世界に分散しており、これ以上ないくらい安定した銘柄という印象です。
圧倒的な利益率
Vの利益率の高さは他の企業と比べて圧倒的です。
売上高も順調に増加しており、株主としてはかなりリスクの低い銘柄といえます。
安定した増配も期待できる
連続増配銘柄としても優秀なV。
配当性向も20%近くで推移しており、まだまだ余裕が伺えます。
今後も、積極的な株主還元が期待できそうです。
競合大手・【MA】(マスターカード)とはここが違う!
ここまでVについてご紹介してきました。
ここでは、最大の競合であるMA(マスターカード)との違いについても少し触れておきます。
一言でいうと、最も大きな違いはこの点にあると考えられます。
- 【MAはVよりも成長力が高く、大幅な伸びが期待できる一方で大幅に下がるリスクもVよりも大きい】
- 【VはMAほど伸び率に期待できないが下がりの規模も小さく、MAよりも配当狙いの銘柄として向いている】
同じクレジットカード産業ではありますが、それぞれに長所が存在します。
あなたの投資傾向に合った方を選択するか、両方購入するという手もあります。
それだけの価値がある銘柄です。
まとめ
世界的にみても、ここまで安定した企業は珍しいです。
既に世界を牽引するクレジットカード産業でありながら、今後の成長にも期待できます。
まさに、長期的に保有する銘柄としては最適。
ぜひ、購入を検討してみることをおすすめします。