VTIとは
VTIとはETFの一種で、バンガードという運用会社の商品です。
正式名称は「バンガード・トータル・ストックマーケットETF」で、VTIと呼ばれています。
日本では同じ運用会社のVTが人気ですが、実はVTIこそ知る人ぞ知る優良ETFなのです。
VTIの投資先
ETFとは、日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動する投資商品です。
VTはS&P500に連動するETFで、米国に上場しています。
なんと米国の市場に上場する企業の99.5%をカバーしているETFで、およそ4000もの銘柄にリスクが分散しているのです!
分散投資を始めるのにうってつけの商品となっています。
VTIとVTの違い
VTIを運用するバンガードには、VTというETFもあります。
こちらも非常に人気のETFで、名前が似ているのでよく混同されます。
VTは、世界中の企業の株式で構成されています。
対象は、新興国から先進国まで47ヶ国、約8000銘柄。
この中には、アメリカ、ヨーロッパ、日本、中国などが含まれています。
VTは世界の市場、VTIは米国市場とポートフォリオが異なっています。
世界にリスクを分散したいか、先進国のみのリスクを保有したいか、など、ニーズに応じて投資する商品を決めましょう。
もちろん、VTとVTIの両方に投資するベテラン投資家も多いですし、両方保有するのも良いかもしれません。
VTIが投資初心者におすすめな理由
投資初心者の方には、少ない資金で確実に儲けたい、といったニーズがあるでしょう。
値動きを安定させたい人は、数多くの企業の株式を買って分散投資するのが一般的です。
しかし、資金が少ない人は個別株で分散投資するのは困難です。
そこで、賢くETFを活用して様々な銘柄にリスクを分散しましょう。
VTIは歴史的に見ても常に右肩上がりの米国市場を丸ごと買うようなETFです。
個別の銘柄を選ぶ知識もいらないので、投資初心者におすすめです。
投資業界の王様であるウォーレン・バフェット氏もS&P500に連動するETFを投資初心者に推奨しています。
VTIの構成銘柄
VTIのポートフォリオに多く含まれる株式は、アップルやマイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグル)、バークシャーハサウェイといった、誰もが知っている米国の大手企業の割合が大きいです。
これらの会社の株式を個別に買うのは大変ですし、海外の株式なので手数料が大変高くなってしまいます。
しかしVTIなら少ない資金でこれらの成長著しい大企業に投資できるのです。
VTIの利回り
VTIの利回りは毎年1~2%となっています。
これはS&P500に連動するETFの標準的な利回りで、他社と比べても安定した成績と言えるでしょう。
分配金以外にも、基準価格の値上がりも順調なので、保有しているだけで資産が膨らむ楽しみがあるETFです。
今後の成長率は5%程度と予想されています。
VTIの信託報酬
優れたETFは、運用会社に支払う信託報酬も高いことが多いです。
VTIももちろん優れた商品ですが、驚異の低コストを誇っています!2019年2月時点で、VTIの信託報酬は0.04%。
これは世界中のETFを見ても、トップクラスの割安さです。VTIはそのうち信託報酬0円になるのでは…という噂もあるほど。
信託報酬は投資家が運用会社に支払うお金なので、当然、安ければ安いほど投資家にとって良い商品です。
たとえ0.04%であっても、信託報酬を支払いたくない…という方もいるかもしれません。
しかし、VTIの利回りは1~2%程度。しかも、個人で買い付けるのが難しいけど魅力的な米国株のETFです。
0.04%のコストを支払っても、保有する価値は十分にあるでしょう。
VTIに投資をしてみよう!
信頼できる米国の大企業への分散投資を気軽に始めることができるVTI。
初心者でも安心して始められる、リスクの分散した商品になっています。
S&P500に連動する米国のETFのため、知る人ぞ知る優良ETFとなっています。
価格が上がってしまう前に、少しずつ買い集めていくことをおすすめします。
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