もくじ
海外ETFはどれを選べば良いの?
国内ETFに比べて種類の多さが魅力のひとつの海外ETF。
しかし、種類が多すぎて、アドバイスなしで選ぶのは非常に大変です。
この記事では、楽天証券が公開している保有残高トップ10の海外ETFをお伝えしますので、投資の参考にしてみてくださいね。
楽天証券で保有残高トップ10の海外ETF
順位、ETFの正式名称、ティッカーシンボル、特徴の順に掲載しました。
2位 iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF):優先株・高配当
3位 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI):米国株式
4位 バンガード・S&P 500 ETF(VOO):米国株式・S&P500
5位 バンガード・米国高配当株式ETF(VYM):米国株式・高配当
6位 バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO):新興国株式
7位 iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(HDV):米国株式・高配当
8位 SPDR S&P 500 ETF(SPY):米国株式・S&P500
9位 iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV):米国株式・S&P500
10位 iシェアーズ MSCI コクサイ ETF(TOK):先進国株式
これは楽天証券のランキングなので、日本で人気のある海外ETF、と読み替えられます。
似たような特徴のETFがランクインしているので、傾向について詳しく解説していきます。
海外ETFで1番人気はVT!
上位10位の中でも圧倒的な存在感を放っているのはVTです。
海外ETFの保有残高のうち3割強をVTが占めているというデータもあるほど、国内でVTの人気は圧倒的です。
世界中の市場に分散投資できるETFで、投資をはじめたばかりで何に投資すれば良いか分からない人や、銘柄選定に自信が無い人にとっての強い味方です。
VTは投資初心者からベテランにまで愛されている海外ETFなのです。

S&P500連動の海外ETFが多くランクイン!
上位10位までの海外ETFの名称を見ると、「S&P500」というキーワードが含まれているものが多いですよね。
これは、米国経済の状態を測る指数とも呼ぶことができ、日本で言うとTOPIXや日経平均株価のようなものです。
VOO、SPY、IVVはS&P500に連動するETFなので、米国を代表する企業全体に投資するのと同じような意味になります。
かの投資の王様ウォーレン・バフェット氏もS&P500に連動するETFを投資初心者に推奨しています。
バフェット氏のお墨付きということで、国内外で人気のETFとなっています。
高配当の海外ETFが多くランクイン!
もうひとつ見逃せないキーワードが「高配当」です。ETFは売買手数料のみならず、多かれ少なかれ運用会社に支払う手数料「信託報酬」が必要になります。
そのため、個別の株式よりも信託報酬の分だけ利回りが下がってしまうのです。
ですが、配当の高いETFを買っておけば、多少の信託報酬は気にならず、十分な利益を埋める、というわけですね。
新興国株式って何?
上位10位のETFの中で、6位のVWOだけは新興国株式のみに投資するETF。
新興国と聞くとハイリスクな印象を持たれるのではないでしょうか?
そのイメージは概ね正しくて、VWOをはじめとする新興国株式のETFは、先進国株式のETFよりも値動きが激しくなる傾向があります。
あえてこのようなETFを保有する理由は、ポートフォリオ全体で最適なリスクを取るためです。
数%を新興国ETFに振り分けておくことで、新興国経済の調子が良いときはどんどん利益を出してもらい、調子が悪いときは他のETFでカバーする、ということができるようになるのです。
海外ETF上位10位を参考にポートフォリオを組もう!
1つで世界中に投資できるVTが一番人気という、誰もが頷くランキングとなりました。
まずはVTから投資をはじめ、自分のリスク選好度に応じてS&P500系ETF、高配当ETF、新興国ETFをバランス良く組んでみてはいかがでしょうか。
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