コカ・コーラ(KO)とは?
コカ・コーラとは日本でも有名な飲料メーカーです。本拠地は米国であり、この記事では米国株のコカ・コーラをご紹介します。
日本株で東京証券取引所に上場しているコカ・コーラボトラーズジャパンとは別の株式になりますので、ご注意ください。
コカ・コーラはノンアルコールの飲料メーカーで、米国株の中でも人気のある株式です。この記事では、コカ・コーラの事業内容や業績について説明します。
(コカ・コーラのことはティッカーシンボルであるKOと略します。)
コカ・コーラ(KO)の事業内容
KOは米国に本社を置く、世界最大級のノンアルコール飲料メーカーです。
社名にもなっている「コカ・コーラ」という製品は、私たちの生活にも大変よく馴染んでいます。
その他にも「スプライト」「ファンタ」など日本でも海外でもお馴染みの製品を作っています。
KOの主力商品である砂糖が入っていない「コカ・コーラ ゼロ」ですが、2017年8月から米国では「コカ・コーラ ゼロシュガー」とリニューアルされ、名前が変わりました。
砂糖が含まれていないことをより強く訴えられる商品名で、顧客への訴求力を高めています。
飲料の需要は景気に左右されにくいので、KOの売上も安定しているのが特徴です。このことから、KOは長期投資の代名詞ともなっています。
コカ・コーラ(KO)はバフェット銘柄
ウォーレン・バフェットという人物をご存知でしょうか。
世界で最も有名な投資家であり、彼は高配当で安定した株式を長期保有するという誰にでもできる戦略でお金持ちになった人物です。
そんなバフェットが経営するバークシャー・ハサウェイはKOの筆頭株主です。
投資の神様とも呼ばれるバフェット氏が注目する株式のため、世界中からも「高配当で安定している株式」として注目を浴びています。
コカ・コーラ(KO)の特長
KOの売上高を地域別に見てみると、北米は45.9%、ヨーロッパ・中東・アフリカが31.8%、アジア太平洋地域が22.3%です。
この割合を見ると、KOが世界中で偏りなくビジネスを展開していることが分かります。
このように世界中にビジネスを分散している会社は、株価が世界情勢に流されにくいです。
世界中でビジネスを展開している企業は、ある地域で製品が売れなくなっても他の地域での売上が会社を支えてくれます。
KOにはこのようなメリットや安心感があるため、米国株投資家にも好まれる会社です。
コカ・コーラ(KO)の業績
売上高は、418億6300万ドル(2016年12月期) から354億1000万ドル(2017年12月期)と減少しました。
営業利益も、86億2600万ドル(2016年12月期)から75億100万ドル(2017年12月期)と減少しています。
一方で営業利益は、20.61%(2016年12月期)から21.18%(2017年12月期)とほぼ横ばいです。
業績不振の状態ではないかと不安に思われる方もいるかもしれませんが、基本的には安定した企業であることが分かります。
しかし健康志向のため砂糖が入った飲料が世界的に売れにくくなっていることが業績に反映されていると考えられ、「コカ・コーラ ゼロシュガー」など健康を意識した製品の今後の売り上げに期待がかかります。
コカ・コーラ(KO)の配当金
KOは歴史の長い会社であり、なんと50年以上も増配を継続しています。
米国企業は一般的に増配に積極的ですが、その中でも群を抜いて増配に積極的な企業です。このため、多くの米国株投資家がKOの株をポートフォリオに組み入れています。
50年以上の増配の歴史があるKOは今後も配当を増やしていくと考えられるので、投資初心者にもおすすめの銘柄です。
まとめ
コカ・コーラがノンアルコール飲料の販売で安定した収益を上げていることや、「コカ・コーラ ゼロシュガー」の今後の売り上げに期待がかかることを説明してきました。
KOは世界中でビジネスを展開している企業です。
また、過去50年以上に渡って増配を続けてきた企業で投資家の信頼も厚く、米国株の中でも特別な人気となっています。
米国株への投資の際は、コカ・コーラ(KO)もポートフォリオの追加にご検討ください。
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